はじめに
人気異世界ファンタジー作品『月が導く異世界道中』(通称ツキミチ)は、ネット上で「打ち切りの噂」が囁かれることがありました。しかし実際には公式から打ち切りが発表された事実はなく、むしろシリーズは現在も継続中です。本記事では「なぜ打ち切りと誤解されたのか」、その理由とともに最新の刊行・アニメ展開を整理します。
公式に「打ち切り」はない
まず大前提として、『月が導く異世界道中』は打ち切られていません。アニメは第2期(第二幕)が2024年1月〜6月に放送され、最終回で第3期(第三幕)の制作決定が公式発表されました。
原作小説はアルファポリスから刊行が続き、2024年6月には第20巻が発売済み。
コミカライズも2025年2月に第15巻が刊行されており、刊行が途切れていません。
これらの動きからもわかる通り、シリーズは現在進行形で展開を続けています。
「打ち切り」と誤解された3つの理由
- 2016年「小説家になろう」での削除
2016年、投稿サイト「小説家になろう」がダイジェスト版投稿の禁止規定を導入しました。これを受け、作者・あずみ圭氏は同サイトから本作を削除し、商業出版社アルファポリスに移籍しました。
しかし「なろう」から作品が消えた事実だけが一人歩きし、「打ち切られた」と誤解されたケースが多く見られます。実際には移転による継続であり、終了ではありません。
こうした背景については、月が導く異世界道中が打ち切りの理由がヤバイ?やはりアノ事 … でも詳しく整理されています。 - 原作小説の刊行スパンの長期化
原作小説は第14巻(2018年3月)から第15巻(2020年10月)まで約2年半の間隔が空きました。この刊行ペースの停滞が「続かないのでは」と受け取られ、「打ち切り説」の根拠とされました。
ただしその後も刊行は再開され、現在は第20巻まで続いています。 - コミカライズの刊行間隔
アルファポリスCOMICSから刊行中の漫画版も、巻によって刊行間隔が開くことがあります。刊行スパンがSNSで話題になり、そこから「打ち切りなのでは」と短絡的に結び付けられることもありました。
しかし最新の第15巻(2025年2月刊)を含め、刊行は着実に継続しています。誤解と事実の違いについては、『月が導く異世界道中』が完結・打ち切りと勘違いされる理由 でも解説されています。
媒体別の最新状況
原作小説
- 出版:アルファポリス
- 最新刊:第20巻(2024年6月発売)
- 継続的に刊行中
コミカライズ
- 出版:アルファポリスCOMICS
- 最新刊:第15巻(2025年2月発売)
- 引き続き刊行進行中
アニメ
- 第1期:2021年7月〜9月放送
- 第2期:2024年1月〜6月放送(全25話)
- 第3期:制作決定済(公式発表あり)
まとめ
『月が導く異世界道中』は打ち切りではなく継続中のシリーズです。誤解の背景には、
- 「小説家になろう」からの削除(実際はアルファポリスへの移転)、
- 原作小説刊行ペースの長期空白、
- コミカライズ刊行スパンの話題化
といった要因があります。しかし、公式にはアニメ第3期の制作が発表され、書籍も刊行が続いていることから、むしろ今後の展開に期待が持てる状況です。
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